こんにちは。入学相談室です!
調理ハイテクニカル経営学科には「出店計画概論」「出店計画実習」という授業があります。
専門家から、お店のコンセプト作りから資金計画、店舗運用、メニュー構成まで学び、
実習を通してシミュレーションしていきます。
将来お店を開きたい、料理長など責任のある立場に就きたい学生に役立つ経営の視点を育てる授業です。
1年にわたって講義や実習を通して学んできましたが、今回はその集大成。
班ごとにオリジナルの弁当を考案し競い合うコンテストです!
審査員は講義を担当して下さっている「松本和彦先生」と「高桑隆先生」にお願いしています。
松本先生は、株式会社プリムスを経営されています。飲食店の開業に関わる
コンサルティングを始め商品開発やホームページデザインなど 幅広く経営者の方をサポートされており、
授業ではお店のコンセプト作りやマーケティングなどを教えていただいています。
高桑先生は数々の著作をお持ちのフードビジネスカウンセラー。
当校のみならず、様々な大学や地方自治体、商工会などで ご講演されています。
最近では地方の6次産業化を推進するお仕事にも取り組まれています。
授業は、飲食店運営に関する講義をしていただいています。
審査項目は想定している店舗の立地、対象者、キャッチコピーなど各班のコンセプトを含め、
見た目・味を見ながら、 8項目もの細かな基準で厳しく評価していきます。
「お肉の盛り付け方を工夫してボリューム感を出したほうが良い」と見た目の重要性や、
「一まとめにサラリーマンがターゲットと言っても品川と新橋では求められるものが微妙に違う」
具体的なアドバイスをたくさんいただきました。
「これはいいね」と高評価をいただだいたものの一つがこちら。
コンセプトは肉を使わないヘルシーランチ。ターゲットは青山で仕事をしている
健康意識・美意識の高いOLさん。
ヘルシーな野菜料理で、ビネガーを使うことで全体の味のバランスも整っていて
対象に合っていると、高桑先生。
ニンニクを使わないのもOLランチとしての心配りができていると好評価でした。
ただ、今は似たようなメニューがたくさんあるので、差別化をはかるためには
少しのインパクトが必要というアドバイスも。
プロの先生方の評価は良い点も悪い点もストレートに言っていただけるので、
他の班より良い評価を得たいと、学生達も真剣に聞きいっていました。
自分で考えて工夫し、競い合いながら学んでいく。切磋琢磨しながら、楽しく学んでいるようです。