こんにちは。

入学相談室です。

 

調理師科には昼の1年制、2年制、夜間部1.5年制がありますが、

本日は夜間部の在校生を紹介します。

 

現在夜間部3年生(夜間部は半年ごとに学年があがる)の

マーク・アンダーソンさんは2014年に開かれた

全国漁業協同組合連合会主催の第15回シーフード料理コンクールで

農林水産大臣賞につぐ水産庁長官賞を受賞しています。

仕事と両立しながら積極的に調理に取り組まれている

アンダーソンさんにコンクールのこと、学生生活のことなどうかがいました。

マーク・アンダーソンさん

マーク・アンダーソンさん

 

〇シーフード料理コンクールに応募したきっかけは?

ホームルームで先生が紹介されました。普段はなかなか表現できない

自分のアイディアを活かせ、その難しさに挑戦したい!と思い応募しました。

日本の素晴らしい魚介類を使って料理を考えられる点も魅力でした。

〇レシピ作成でのこだわりは?

イワシは比較的脂が多いので、ケッパーやレモンの酸味で味のバランスを

取りました。スペインで食べたイワシのバーベキューのスモーキーさを

再現したかったので、スモークパプリカをマヨネーズ作りに使用しました。

 

タイトルは「Sardines in toast」第15回シーフード料理コンクール・水産庁長官賞受賞

タイトルは「Sardines in toast」第15回シーフード料理コンクール・水産庁長官賞受賞

〇料理に興味を持ったきっかけは?

スコットランド出身なのですが、海外で暮らすことに興味があり、

山口県の教育委員会が募集していた英語教師の職を得て来日しました。

大学で柔術を習うなど元々日本のものには興味がありましたね。

下関市での5年間の生活で日本の食材の豊かさを実感したこともあります。

母国と同じ食事を日本で楽しみたいと思った時、日本にはあまりないことに気づきました。

だったら、自分で作ってしまおう、と自炊を始めたんです。

日本に来てから料理が好きになりました。

 

〇夜間部での学生生活はいかがですか?

昼はIT企業で社内英会話講師をしています。

仕事との両立は大変ですが、上手に時間を使おうと努力しています。

クラスメイトは職業、年齢、料理の習熟度も全く違う人々が集まっています。

初めの授業ではそのことに感動しました。

人との出会いだけをとっても良い刺激になりますね。

マスターコースの切り方の基本を受講しているのですが、そこで習った

鯵で大葉と梅肉をロールして揚げる料理は家でもよく作ります。

家族にも好評なんですよ。

IMG_3142

〇今後の目標と調理師科夜間部を検討する方へのメッセージ

卒業後は経験を積み、将来的にはスコットランドに

自分の店を持ちたいと思っています。

現地の食材でおいしい日本料理を提供したいと思っています。

日本人の妻も応援してくれているので、実現したい目標です。

夜間生は忙しいので上手に時間を使うことが大切。

学校の授業で習った料理、オリジナルの料理など、

家でも色々作って組み合わせを試してみて下さい。