大晦日スペシャル第二試合。
和のアイアンシェフ 黒木 純 氏と対戦するのは、
なんと「初代・和の鉄人」 道場 六三郎 氏。
現在82歳の道場氏。
34歳の黒木氏とは、大晦日時点では47歳差という年の差対決でもあります。
黒木シェフが子供の頃からTVで見てきていた憧れの鉄人との対決に、
いつも以上の緊張感がスタジアムを包みます。
テーマ食材は「鰤(ぶり)」。
鰤(ぶり)は成長とともに名前が変わるため、”出世魚”とされている魚。
まさにお二人の関係を表すようなテーマ食材です。
日本料理でもおなじみの食材、新旧鉄人の技で
どのように姿を変えるのか楽しみです。
試合開始のブザーが鳴ると、
なんと、黒木氏が食材のブリを自分ではなく、
まず対決相手である道場氏のところまで運びます。
「尊敬する大先輩ですから」と黒木氏。道場氏も「ありがとう!」と応えます。
先輩を敬う心、日本の料理人の素晴らしさを垣間見れました。
道場氏は試合が始まると同時に筆をとり、「御品書(おしながき)」を書き始めます。
また、カツオを豪快に使う「命の出汁(いのちのだし)」をとる姿も披露。
どちらも往年のファンには嬉しいパフォーマンスです。
対して、黒木氏は煙を器に閉じ込めたり、冬にふさわしく淡雪を添えたりと、
新進気鋭を感じさせる趣向を凝らした素敵な料理を仕上げます。
仕上がった料理は道場氏 4品、黒木氏 3品。
45分という短時間で素晴らしい出来栄えです。
結果は、、、
初代・和の鉄人 道場 六三郎氏が勝利!
駆け付けた二代目フレンチの鉄人 坂井 宏行 氏、
中華の鉄人 陳 建一 氏の初代「料理の鉄人」チームも共に結果を聞き、
道場氏を称えます。
道場氏から黒木氏へのコメントは、
「料理を見せてもらいましたが、とても勉強になりました。ありがとうございました。」
いつまでも学び続けること、後進から学ぶこと、
常に学び続ける姿勢を持ち、学ぶことが終わる日は来ないのだという姿勢に
しみじみ感じ入る対戦でした。
[第三試合へ続く]
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