2024年9月、服部学園本館にて「HATTORI DINING(服部子ども食堂)」を初開催しました。
今回は、渋谷区立千駄谷小学校の生徒の皆さんが参加してくれました。
シェフと一緒に「チャーハン」を作ろう!
まずは、中国料理担当の森田先生によるデモンストレーションの見学です。
中華鍋と中華お玉を使って、チャーハンを作ります。
子どもたちが火傷をしないよう、注意点もしっかりと伝えます。
豪快な鍋振り、スピード感あふれる調理スタイルも、中華料理の醍醐味ですね。
さっそく作ってみましょう!
まずはしっかり手を洗います。指の間まで丁寧に、時間をかけてきれいにします。
ゴムベラを使い、ご飯にまんべんなく生卵を絡めます。
中華鍋を空焼きし、油ならしをします。
これは焦げ付きを防ぐための中華料理の技ですが、こどもたちにとっては初めての経験だったようです。
鍋もお玉も、こどもたちにはとても重たいので、しっかりとフォローします。
食材と鍋の準備が完了しました!
ここからは、手際よく食材を炒めていきます。
鍋に卵をジュワっと広げたら、
生卵を絡めたご飯を加え、
パラパラご飯を目指して、しっかり炒めます!
具材を加えて、味付けをして、さらに炒め続けます。
鍋を振りつつ、お玉をかき混ぜるのは、見た目以上の重労働です。
とても大変だったと思いますが、こどもたちは皆、最後まで頑張ってくれました。
食べた後は、器具や食器を洗います。
作って食べるだけでなく、しっかり片付けるところまでが「調理」ですね。
自分で作ったチャーハンを食べた後は、本校の中国料理教授である横尾先生のチャーハン作りを見学し、実食しました。
また、今回のチャーハンに使用したチャーシューを作った窯も見学しました。
この窯は、服部が所有するものを含めて、世界に5台しかない貴重なものでもあります。
レシピを書いてみよう!
調理と実食が終わったら、先ほどのチャーハンのレシピを自分で書いてみます。
調理をしている時は、目の前の作業で手一杯になってしまいますよね。
あらためて、何を使ってどんな風に作ったか思い出して、お家や学校で今日のことをお話ししてみてくださいね。
みんな、とても上手にレシピを書き起こしてくれました。
先生や、一緒に食べたみんなのイラストも添えてあり、美味しく楽しく過ごした時間が思い起こされます。
食育クイズに挑戦しよう!
最後には、食育クイズに挑戦しました。
普段、何気なく食べている食べ物の「噛み応え」について、少し意識して考えてみましょう。
どんな食べ物が、どれくらい「硬い」でしょうか?もしくは「やわらかい」でしょうか?
「プリンとお餅って、どっちが硬いかな??」
「ラーメンって、硬いの?やわらかいの?」
「さきいかって何??」
いろいろな意見が飛び交いました。
おわりに
今回の「HATTORI DINING(服部子ども食堂)」は、初の試みとして実施されました。
こどもたちがご家庭から離れ、プロの調理を見学し、本格的な調理器具を使って、自分自身で調理することを体験してもらいました。
今日体験したことや学んだことを、楽しい思い出としてご家庭に持ち帰っていただき、料理を作ることや食べることについて、あらためて意識する機会となっていただければと願っています。
服部学園はこれからも、広く食育の機会を提供する場として、今回のような活動を続けていきたいと思っています。
今後の活動にもぜひご期待ください!