調理師・パティシエ・栄養士を目指す人のための専門学校
(厚生労働大臣指定・専修学校認可)
『第2回プレコフーズ杯 インスタ映えする肉料理コンテスト』は、食の総合企業である株式会社プレコフーズと、調理・栄養のプロを育成する服部栄養専門学校が共同で開催する料理コンテスト。出場者は牛・豚・鶏を使った一皿を仕上げ、美味しさはもちろん「インスタ映え」をテーマに発想のおもしろさやビジュアルの魅力も競い合う、まさに未来の料理人に向けたコンテストです。第2回目を迎える今年は、2019年9月29日に本選会が開かれ、書類審査を通過した「高校生部門(10組)」が“インスタ映えする肉料理”の腕を競いました。当日は、学内予選を通過した服部栄養専門学校「在校生部門(10組)」の本選会も開催され、それぞれのグランプリが決定しました。
審査委員長は株式会社プレコフーズ 代表取締役 髙波幸夫氏、実行委員長は服部栄養専門学校 校長服部幸應、特別審査員として 「ラ・ロシェル」 オーナーシェフ 坂井宏行氏、「赤坂四川飯店」 オーナーシェフ 陳建一氏、「みちば和食 たて野」料理長 舘野雄二氏が試食を通じて、見た目・味・アイデア等を審査し、グランプリ(各1組)、準グランプリ(各1組)、ラ・ロシェル賞、赤坂四川飯店賞、みちば和食 たて野賞、服部栄養専門学校賞、努力賞などが贈られました。
左から、服部校長、陳建一シェフ、髙波社長、坂井宏行シェフ、舘野雄二料理長
グランプリメニューは、2019年11月に本校学園祭の特別メニューとして提供されて大好評でした!
これはレベルが高かった。ダントツに美味しかった。にんにくポン酢のソースは肉に非常に良く合いますね。
肉の焼き方も上手。インスタ映えもバッチリ押さえられていて、お店で出すことを考えても商品価値の高い作品でした。繊維を断ち切るように肉を切ると、より食感や切り口の見栄えが良くなると思います。
ガーリックライスの上にステーキを乗せたレシピです。
肉で重くならないように夏野菜を使用した冷製スープを添えました。暑い夏場でもサッパリ食べられるよう、ポン酢とにんにくで仕上げました。
ビビンバ味のメンチカツなんて誰も想像しないよね。その発想がすばらしい。そして、どんな味がするんだろう?という想像力をかきたてる見た目。オペレーションも無理がなく、商品として現実味がある。味ももちろん素晴らしい。もうちょっとインパクトがあっても良かったかな。でもよく考えてくれました。おめでとう
おなじみのビビンバを利用して洋食感を出したいと思い、ビビンバ味のメンチカツを考えました。作り方もシンプルで提供しやすく、アレンジも効くメニューでインスタ映えもすると思います。
工夫したところはインスタ映えだけではなく、中華料理と西洋料理の融合です。また、カロットグラッセは寝かせる盛り付けが一般的ですが、立てて盛り付けることでよりインスタ映えを強調する作品に仕上げました。
スープは昆布だしと鶏ガラでとりコンソメで割ったところに塩胡椒で味をととのえました。皿にバロンティーヌ、ブリュノワーズ、柚子ジュレ、マイクロセルフィーユ、マイクロアマランサスを盛り付けて、彩りのハーモニーを表現しました。
群馬県立富岡高等学校 佐藤 楓恋さん 中嶋 心愛さん
山下 利之さん 森 勇さん 柴田 駆さん 福土 慶昂さん
明治学院高等学校 石山 乃愛さん 大島 涼羽さん 白神 ゆきさん
大西 太一さん 頼藤 龍青さん 儀間 立樹さん ナム ソンフンさん
愛知県立瑞陵高等学校 鎌田 稜汰さん
丸山 聖斗さん 渡部 大地さん 栗田 有加さん チン チュンソンさん
千葉県立八千代高等学校 末森 ちひろさん
蟻坂 竜一さん ソ スンボムさん アルジャ ダージャンさん
明治学院高等学校 雨貝 未羽さん 今野 美海さん 小又 実吹さん
神奈川県立相原高等学校 多賀 彩さん 宗片 愛結さん 米永 美咲さん
長野県立蘇南高等学校 長岡 皇承さん
沖縄県立普天間高等学校 中曽根 彩雪さん
西澤 咲良さん 鈴木 ひなさん 藤江 林聖さん リジュエルイさん
原 暉さん 新坂 健人さん 石田 祥一朗さん リウ キウさん
渡邉 麻里菜さん 山部 友理香さん パク ジョンユンさん 山本 陽一朗さん
白柳 春樹さん 西澤 泰紀さん 大角 彩希さん 横山 有理さん
受賞メニュー撮影:海老原 隆
株式会社プレコフーズ
代表取締役 髙波 幸夫氏
今年の高校生部門も素晴らしい作品が数多くありました。これで服部先生の学校に入ったらすぐにプロになっちゃうね。味もさることながら、可愛らしい作品やびっくりするようなアイデアの作品が次々と登場しました。応募にあたってチームでしっかり話し合って、試作を重ねたんだなというのがすごく伝わってきました。在校生部門もこんな組み合わせもあるんだと感心するようなプロ顔負けの商品価値が高い作品が多くありました。『インスタ映え』で満点をつけた作品もありましたね。勝敗を分けたのは、“実際にお店で出す”ときのオペレーション効率や再現のしやすさ。今日は全部で20 皿試食しましたが、最後まで美味しく楽しませていただいて、お腹いっぱいです。夕飯もいらないくらい(笑)。みなさんがこのコンテストに向けて一生懸命努力されて、心のこもった料理をつくられたと感じました。幸せな一日でした。
陳 建一シェフ(赤坂四川飯店)
高校生部門の作品「肉巻きおにぎり」。まずは可愛らしいその見た目。そして生ハムをこんな大胆に使うという発想力、そして何より美味しかった!在校生部門の「鶏巻き」もお寿司と肉という組み合わせがまず”インスタ映え”だよね。また非常に食べやすい大きさで、バランスをよく考えたんだと思います。
坂井 宏行シェフ(ラ・ロシェルオーナー)
高校生部門の作品「ローストビーフのタルト」を選んだ理由は、3種のタルトそれぞれに違った味わいが楽しめたのと、季節感もあったので。在校生部門の作品「鶏もも肉と彩り野菜のバロンティーヌ」については、見栄えも良かったですが火の入れ方が抜群でしたね。スープとのバランスも丁度良く、非常に美味しかったです。レストランでも十分通用する料理では?
舘野 雄二料理長(みちば和食 たて野)
高校生部門 鎌田さんの「モンブラン」。ネーミングと見た目のインパクトに、「中に何が入ってるんだろう?」という期待が膨らみました。そこが”見えないインスタ映え”というか、その演出も評価させていただきました。また、在校生部門の作品「鶏づくしプレート」は、盛り付けのバランスが素晴らしい。色柄のあるお皿に盛るのは難しいが、その中に唐揚げ、ご飯もの、和え物がシンプルに、彩りよく盛られ、一つの料理としてできあがっていた。味も、梅肉の後味が爽やかでした。
服部 幸應校長
高校生部門の「フォトジェ肉パレット寿司」は、4種類のソースが色合い良く添えられていて、それぞれの味わいの変化を楽しめました。バルサミコ酢やレモンなど、酸味を上手に効かせていましたね。在校生部門の「黒餅香辣鶏」は、ひと目見て「美味しそう!」とよだれが出そうでした。これは料理としてとても大切なこと。カツも火の入り方が丁度良く、断面の色がきれいでした。ソースのほどよい酸味と甘味が爽やかで、衣に使われたコーンフレークの食感もよかった。クレープに関しては、もう少し薄くてもよかったかな?これからも『勝つ』ということを大事にしてください。
1955年に街の小さな鶏肉店からスタートし、今や年商190億円を超える「食の楽しみと笑顔の創造企業」として、新鮮かつ安全性に優れた「食肉・冷食加工品」「鮮魚・水産品」「野菜・果物」の卸から、飲食店に特化したサニタリー事業、人材紹介事業など、そのサービスを急速に拡大し続けている食の総合企業です。
2018年より「夢に向かって頑張るあなたを応援したい」という想いから、服部栄養専門学校入学生に向けて返済不要の「プレコフーズ奨学金」制度がスタートしました。
株式会社プレコフーズ
https://www.precofoods.co.jp/