卒業生の声 河村 周平さん
Graduate's Voice
学園生活の中で、自分の一番やりたいことは、パン作りだと気づきました。
自分にぴったりの就職先が決まり、この仕事にやりがいを感じています。
株式会社新鮮組本部
河村 周平さん
調理師科1年卒(2013年3月)
目指していた"食に携わる"職業に就け、毎日がとても楽しく充実しているという河村さん。1年目ながら、日々の調理や新商品の開発なども任されています。
現在のお仕事の事、学生生活の事などいろいろお聞きしてきました。
料理を学ぼうと思ったきっかけ
料理を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。
父が調理師だったこともあり、自分にとって料理はとても身近なものでした。「美味しい」「ありがとう」と言われることが嬉しくて、どんどん料理が好きになりました。 高校生になって、「好きなことを好きなだけ学べ」という先生の言葉に後押しされ、自分の好きな料理をもっと勉強したいという気持ちが固まりました。
服部を選んだ理由
たくさんの学校がある中で、服部を選んだ理由を教えてください。
父が服部の卒業生だったので、ごく自然に服部を選びました。父を尊敬していて、父のようになりたかったからです。
父と一緒に学校見学に参加したのですが、生徒の雰囲気がとてもよく、なんといっても設備が充実していたので、見た瞬間に「今すぐ行きたい!」と思ったほどです。 他にも、自宅から通える距離にある学校を見学したのですが、設備が全く違いました。ひとつの分野にしぼらずに、和・洋・中華・製菓すべてのジャンルを学べることも魅力でした。
服部のよいところ
服部で学んで、特によかったと思うところはどこですか?
服部では、第一線で活躍するプロフェッショナルな方々と、身近に接する機会がとても多いんです。プロの作業を間近でたくさん見たことは、素晴らしい経験になりました。実習室は、作業する先生方の手元が見やすいように、大きな鏡やプロジェクターがついていて、調理の様子がとても分かりやすかったです。先生方が五感を使って調理する姿は、本当に格好よくてとても憧れました。
クラスに様々な世代の友人ができたことも、大きな刺激になりました。私のクラスは半分が社会人で、半分が高校生でした。社会人の方々からは、就職活動や様々な人生経験そして社会人としての心得について聞くことができ、非常にためになりました。世代によって、料理の好みや嗜好は大きく違ってきます。私が目指すのは、世代や性別を超え、たくさんの人に「おいしい」と思ってもらえるパンを焼くことなので、学生時代にたくさんの人と触れ合えたことは、非常によかったと感じています。服部での学校生活すべてが、今の仕事に生かされていると思います。
卒業した今でも、アドバイスを求めにたびたび先生のところを訪れています。いつも親身になって、的確なアドバイスをして頂けるので、すごくありがたいです。先生や、卒業生同士の繋がりが強いことも、服部のいいところだと思います。少しでも料理が好きだったり、興味を持っている人は、ぜひ服部で、その気持ちをふくらませていってほしいです。服部には、それぞれの人に合った学びの形があると思います。
就職について
就職の際のサポートについて聞かせてください。
服部には、企業やお店、集団調理施設など、様々なところから沢山の求人がきます。就職課には、長年の経験とノウハウを持った就職のプロがいますので、それぞれの生徒の希望に沿って、万全のサポートをしてくれます。私の場合は、「パン作りが好き」ということ、「商品開発の仕事がしたい」ということを伝え、今の就職先を紹介して頂きました。いつでも親身になって相談に乗ってくれるので、とても頼りになりました。卒業した後でも、必要な時は就職のサポートをして頂けるのでうれしいです。
現在のお仕事について
現在のお仕事について、簡単に教えてください。
朝6時に出勤します。まずはパンを焼き、昼前までにピッツァを焼くのが主な仕事です。午後は翌日の仕込みや清掃を行い、16時頃に退社します。現在は30種類のパンと4種類のピッツァを扱っています。ピッツァには、500度以上で焼き上げることが出来る、本格的なナポリピッツァ用の石釜を使用しています。仕込み、発酵、焼成の工程をひとりでこなすため、計画的に作業することが必要になります。成形や盛り付けなどは、オープンカウンターで行うので、お客様との距離も近くとても大切なコミュニケーションの時間になっています。
何といってもコンビニエンスの中に本格的なキッチンがあるという事で、たくさんの固定客の方がいらっしゃって、「おいしい」と言って頂けることが何よりうれしいです。パンやピッツァの他にもお弁当やおにぎり、サンドウィッチなど色々あるので、将来は自分で考案した商品をお客様に召し上がってもらいたいと思っています。今の環境はとてもよく、毎日、感謝の気持ちを大切にして楽しく仕事をさせてもらっています。