卒業生の声 中井 千乃さん
Graduate's Voice
人を美しく、
健康に笑顔にする栄養士を目指して。
株式会社DrH(横浜銀座クリニック)
中井 千乃さん
栄養士科卒(2010年3月)
「美味しいそうに食事をする事が特技」と言う中井さん。大学卒業後、一般企業から笑顔で食事をしている人に会いたくて、フレンチレストランに転職。 そこで、食の大切さを改めて痛感し、服部学園に入学。服部学園で病理学の先生との出逢いから、次は、内側はもちろん、外側からの美と笑顔を追求し、株式会社DrH(横浜銀座クリニック)で働いています。
栄養士を目指したきっかけ
人と接する事、そして食全般に関心があり、グランメゾンで接客業をしていました。ある時期に自身の病気が発覚し、一週間程仕事をお休みした事があります。 その間、自分の食生活、数ヶ月前に生活習慣病で他界した叔父、そしてその叔父の弟であるメタボリックシンドロームの父、親友のお母様の糖尿病生活、様々な事から食の大切さ考えさせられ、私自身はもちろん、周りが健康に日々過ごしてもらいたいと思い、栄養士をめざそうと決意しました。
服部学園を選んだ理由
前職場のシェフやシェフソムリエが服部学園の特別講義や、スタッフに卒業生が多くいた事、また親会社が、調理師科の校外実習の受け入れをしたりしていたため、服部学園は私にとって身近な学校で、受験の際にも、推薦状を上司が書いて下さいました。職場をやめた後も、顔出すと必ず学園生活、学園祭、調理師科の先生の話題になり、卒業式の日には、卒業証書を持って報告しに行くなど、服部学園以外には選択の余地はない環境だったと思います。
服部学園の思い出
卒業研究論文発表会です。父のメタボリックシンドロームを少しでも改善したいと思い服部学園に入学をしたので、論文テーマは始めから父のメタボリックシンドローム対策でした。
幸いにも大勢の方々の前で発表をする事になり、数値を発表時までにはもう少し落とそうと焦れば焦る程、父も反発し、食事指導はもちろん、人として家族として一栄養士を目指す人間としてどう対応するべきか悩みました。卒業論文担当の先生は一緒に遅くまで対策を練って下さり、研究内容をまとめる場所を解放して下さった栄養士科の先生、また廊下や階段でお会いする学園の先生、休みの期間中にも関わらず、実験室に顔を出してくれたクラスメイト、大勢の支えや励ましがあり、当日は校長賞を頂くことが出来ました。
現在の仕事のきっかけ
実は、卒業式直前まで服部学園を卒業する寂しさと「今度は調理」という気持ちから調理師科にもう一年通おうかとも考えていたさなか、卒業研究論文発表がきっかけで、二年時に『病理学』の講師の先生の会社である株式会社DrH美容皮膚科でお仕事をしています。今までの『食』とは違った角度から、人を美しく、健康に、笑顔にする事が出来ればと思っていたので、とてもやりがいのある職場です。
職場環境は?
なんと、今の職場には服部学園の同級生が私を入れ4人在籍しています。しかも、2人は同じクラスメイトの為、皆で切磋琢磨しながら、仕事の事、美容のこと、そして、たまに突然上司(病理学の先生)から授業で講義された内容につき、抜き打ちで質問されるなど、栄養士として良い刺激のある職場です。
現在のお仕事内容は・・・
私はクリニックのスタッフがより良い環境でお仕事出来るよう、サポート業務をしています。同じクラスメイトだった若林さんは、現在『健康検定』という協会の業務に携わっています。2010年12月に第一回目の検定試験が実施される為、クリニック内でも検定モードです。
健康検定とは
健康についての正しい情報や、生活に密着した内容をゲーム感覚でとき自らの健康をサポート出来る検定です。日々の生活で疑問に思った事や、栄養学、おばあちゃんの知恵袋等、様々な角度から健康にアプローチし問題になっています。年齢問わず、地域全体、国民全体が健康になれるよう願いをこめた検定です。
栄養士を目指す方や学園を検討されている方へメッセージ
どこでどんな出会いや縁が生まれ、どんな形で栄養士が活躍出来るかはわかりません。健康ブームと言われる一方、食生活が乱れている人が多いのも現状です。その為、私達栄養士が活躍出来る現場は無限大に広がり、やりがいのある職種だと思います。服部学園で学んだ2年間は私にとっては、勉強だけではなく、様々な出会いがあった宝物であり財産です。自身も周りの人も、健康にそして、笑顔にしてくれる『きっかけ』をくれる学園だとおもいます。