卒業生の声 W.A.さん

Graduate's Voice

大学卒業後の方向転換。服部を選んだことで、世界が大きく広がりました。

株式会社オリエンタルランド
W.A.さん

調理師本科パティシエ・ブランジェコース/2023年卒業

W.A.さん

調理師を目指したきっかけはいつ頃、何がきっかけでしたか?

大学ではフランス語を専攻し、海外に関わる仕事を目指していました。しかし、就職活動を進めていた大学3年生のときに、新型コロナウイルスの影響で希望していた航空業界の採用がなくなり、途方に暮れる日々がありました。

その状況が、自分の将来について深く考え直すきっかけとなりました。もともとパン作りが趣味で、本格的に学んでみたいという興味があったことを思い出し、両親に相談しました。両親からは、「資格を取って飲食業界を目指してもいいし、状況が落ち着いたら再び航空業界を目指してもよいのでは」とあたたかく背中を押してもらい、専門学校への進学を決意しました。

専門学校に服部を選んだ理由は?

服部学園の大きな知名度が一番の理由です。私のように業界の知識が全くなかった者でもその名前を知っているほど有名で、両親の勧めも後押しになりました。

入学前の期待どおり、有名校ならではのプロフェッショナルな教師陣と最新の設備に囲まれた環境で、確かな技術と知識を身につけることができました。常に清潔で、人数分そろった最新設備を自由に使えるという環境は、当たり前のようでいて実はすごいことなんですよね。就職後、他校出身の同僚の話を聞くたびに、服部の学びの環境がいかに恵まれていたかを改めて感じています。

また、1年間という短期間の中で、製菓や製パン以外にも西洋料理、日本料理、中華料理といった幅広いジャンルに触れることができたのも、大きな魅力でした。この経験が、現在の仕事にも大いに役立っています。

服部での思い出や印象に残った授業について教えてください。

一番印象に残っているのは、伊藤園様の商品を使用した「抹茶コンテスト」です。4人ずつのグループに分かれて1からレシピを考え、競い合うというものでした。私たちが開発したのは「抹茶のバターサンドクッキー」。過去の入賞作品を研究しながら、何度も試作を繰り返して完成させました。

私はグループの中で一番年上だったため、自然とリーダー的な役割を務めましたが、メンバーそれぞれの意見を尊重しながら進めたプロセスは、とても貴重な体験でした。そして、私たちの作品は見事1位を獲得!この達成感は忘れられません。

また、年齢の違いを感じることなく一緒に頑張れる仲間と出会えたことも、服部での大切な思い出です。1年間だけの学校生活なので友人関係にはあまり期待していなかったのですが、好きなことが一緒で同じ目的に向かっているなら年齢は関係ないんだなと、自分でも驚きました。同級生とは今でも連絡を取り合っており、かけがえのない絆が生まれたことに感謝しています。

さまざまな就職先の中でオリエンタルランドを志望した理由は?

服部への入学当初から、調理だけでなくさまざまなスキルを学び、経験を積んで成長したいと考えていました。そんな中、キャリアセンターの方からオリエンタルランドをご紹介いただきました。

オリエンタルランドでは、調理技術だけでなく、人・モノ・カネの管理まで幅広い知識とスキルを身につけられる環境が整っています。その業務の幅広さに魅力を感じ、志望を決意しました。服部で培った技術や知識を活かしながら、自分をさらに成長させたいという思いが叶う場所だと感じています。

就職活動で大変だったこと、努力したことは何ですか?
学園の就職サポートで助かったことがあれば教えてください。

私は飲食業界について知っていることがほとんどなかったため、入学当初からキャリアセンターに通い、担当の方に大変お世話になりました。それぞれの業態や雰囲気の違い、履歴書の書き方や面接の練習まで丁寧に親身になってご指導くださいました。

ほぼ毎日放課後に相談に乗っていただいたこと、オンライン授業の合間にZOOMで面接練習をしてくださったことなど、内定獲得まであらゆる面で応援してくださったことが本当にありがたかったです。

専門課題では、西洋の先生方が協力してくださり、自分なりに思考錯誤したものを見ていただき、改善点をアドバイスいただきました。
服部の皆さんのおかげで今の私があると思っています。

現在の仕事内容について教えてください。

私は現在パーク内のレストランに配属されて2年目になりますが、フレンチの基礎を学びながら、店舗運営や座学研修を通して幅広い知識を吸収しているところです。

4年目にはアセスメントがあり、合格すると時間帯責任者(スーシェフ)としてデビューします。この育成体制の充実ぶりには毎日やりがいを感じており、将来に向けて今が一番大事な時期だと思っています。

仕事で大変だと思うことはどんなことですか?

服部での専攻は製菓・製パンコースでしたが、配属されたのはフレンチでした。もちろん承知の上の入社ではありましたが、最初はとまどいました。

しかし服部の1年間で西洋・日本・中華もひと通り経験させていただいたため、包丁の握り方や野菜のカット方法など基礎知識は身についていたことが大変役に立ちました。まったくの未経験であってもアカデミーキッチンでしっかり教えてもらえるので大丈夫なのですが、基礎知識が備わっていることはとても強みに感じました。

私の職場は、ホテル出身の方も多く、その中に入って信頼を得るのは難しいなと思うこともありました。そんな方から嬉しい励ましの言葉をかけられると、認めてもらえたんだと喜びを感じます。

将来の目標は?

目標は、キャストや上司から信頼される時間帯責任者になることです。そのために、技術や知識だけでなく、人間力も高めていきたいと考えています。

服部やオリエンタルランドで学んだ多くのことを活かしながら、成長を続けていきたいです。

これから料理を志す学生へメッセージをお願いします。

大学時代、進路が一度閉ざされたと思いましたが、服部を選んだことで可能性が広がりました。オリエンタルランドでも同じように、ここでさまざまな経験をすることでさらに視野が広がったと感じています。

食は人々の生活に欠かせない大切な分野。そこに携わることができるのは、とても誇らしいことだと思います。自分の選択を信じて、ぜひ頑張ってください!

オリエンタルランドで活躍する卒業生

パークのエグゼクティブシェフも服部学園の卒業生です。

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